日本人の多くを悩ませる睡眠障害って何?

もはや国民病ともいえる睡眠障害はなぜ起こる?

2016年にOECD(経済協力開発機構)が、加盟国の15歳から65歳までの働く世代に対して行った睡眠に関する調査によると、平均睡眠時間は8時間25分という結果が出ました。では私たち日本人はというと、OECDの中では最も短い7時間22分という結果になりました。

この結果から日本人の中には睡眠不足を抱えている人が多くいることが推測されますが、この睡眠不足が重なってしまうと、心身のメンテナンスを十分に行うことができなくなり、さまざまな不調がでてきてしまいます。その不調には、血糖値や血圧、コレステロール値の上昇などがあり、放置しておくと糖尿病、高血圧、高脂血症につながることもあります。

日本人の睡眠時間が短い原因の1つに、睡眠障害を抱える人が多いことが挙げられますが、睡眠障害には、不眠症以外にも睡眠時無呼吸症候群や過眠症、睡眠時随伴症など、さまざまな病気があります。例えば睡眠中に病的な行動を行う、日中に眠気に襲われてしまう、睡眠のリズムが乱れたまま元に戻せないという状態などがあります。

睡眠に関する問題は、1つの病気や原因だけによるものではなく、複数の要因が重なることにより起こっているケースも少なくありません。

現代の日本では、約5人に1人が睡眠に関する何らかの問題を抱えていると言われています、ライフスタイルの多様化や高齢化社会、生活リズムの乱れやストレスなどさまざまな要因が考えられ、快適な睡眠が妨げられてしまっているのです。

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