朝からスッキリ!休息をサポートする成分を知ろう。

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グリシン

グリシンはアミノ酸で最も小さく単純な構造をしているもので、体内でも生成されている非必須アミノ酸の1つです。DNAや筋肉やヘモグロビンの元になっている成分でもあります。

眠ろうとするとき身体は自律神経の働きによって温度を下げますが、グリシンは血管を広げて身体にこまった熱を外へと発散させますので、自然な休息を促すといわれています。

2002年に行われた臨床実験では、グリシンを飲むことによって実際に疲労感が減るということが発見されています。

また、グリシンサプリを使って臨床実験では、サプリを飲んだ人のほうが、疲労感と同時に眠気も減り、その後のパソコンでの仕事でも効率が上がったという報告もあります。

これらの臨床実験により、グリシンによって深い眠り、質の良い休息の時間が増えると考えられるのです。

トリプトファン

トリプトファンは必須アミノ酸のひとつで、タンパク質に多く含まれている成分です。

朝の目覚めをサポートし、睡眠ホルモンであるメラトニンに変化するホルモンはセロトニンですが、トリプトファンは脳に運ばれたのち、このセロトニンに変化します。

つまり、質の良い休息を得るためにはセロトニンの元であるトリプトファンを摂取することが大切といえるのです。

乳幼児を対象とした調査でも朝食でトリプトファンを多めに摂ることによって寝つきや寝起きがよくなったという報告もあります。

トリプトファンは1日で通常体重1㎏につき2mgの摂取が必要ですが、通常の食生活なら問題なくこれくらいは摂取できます。しかし、とくに休息できないことで悩む方の場合は1日で500~600mg摂取が望ましいので、サプリメントなどで補うことも考えましょう。

メラトニン

メラトニンは眠りを誘うホルモンとして知られています。その働きは脈拍や体温や血圧を下げるというもので、それによって睡眠や覚醒のリズムが調節され、自然と休息できたり、目覚めたりさせるのです。

メラトニンを分泌しているのは脳の松果体という部分。ここでは網膜に受けた光の量を受け取っており、それによってメラトニンの分泌量を計っています。煌々とした明かりのなかではなかなか眠れませんが、まさにそれはメラトニンの分泌が不足しているからと考えられます。

メラトニンは実は年齢を重ねていくとその分泌量はだんだん減ってしまい、70歳を超えてしまうとその分泌量は昼間とほぼ同じくらいになってしまうどうです。そのため、老人は朝早く目覚めたり、夜中に何度も覚醒したりすることが多いのです。

ギャバ

ギャバは、果物、野菜、発芽玄米などに含まれている成分です。脳、脊髄などにも存在しており、自律神経の1つである副交感神経に働きかけ、血圧や心拍数などを下げます。それによって、くつろいだ状態にし、自然な休息へと導きます。睡眠だけではなく。ストレスについても良い成分といわれています。

実際の臨床研究で、朝の通勤電車のなかでのストレスの程度を測定したところ、ギャバ100㎎を摂取した場合、しない場合と比べてストレス程度が約50%程度に下がったそうです。

しかし、ギャバは年齢を重ねることによって減ってしまいますし、とくにストレスを感じることが多い人は当然消費量が増えてしまいます。

ギャバは最近では効率よく生産できるようになったので、サプリメントはもちろん、ココア、チョコレートでも摂取できるので、ストレスが多い方はぜひ補っておきたいものです。

※休息:体をリフレッシュすることです

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