なぜ眠れなくなる?~睡眠のメカニズムについて~

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レム睡眠とノンレム睡眠

睡眠のメカニズムを語る上で必ず出てくるのはレム睡眠とノンレム睡眠です。

まずレム睡眠は、眠り始めて徐々にそれが深くなるにつれて現れます。レム睡眠では、急速な眼球運動がみられ、自律神経が不規則に変化することによって脈拍、呼吸、血圧が不安定な状態です。そして多くの人が夢を見ています。つまり、脳は働いており、記憶処理をおこなっているわけです。

一方、ノンレム睡眠では、入眠したばかりではわずかに眼球運動もありますが、眠りが深くなるとそれは停止します。脈拍、血圧、呼吸は安定してよりリラックスした状態になります。さらに、成長ホルモンが分泌され身体の細胞を回復させ、脳波も活動が低下し、大脳の睡眠とも呼ばれています。

ノンレム睡眠は、ストレスや疲労回復には欠かせない睡眠というわけです。

男女の眠りの違い

男女ともにレム睡眠、ノンレム睡眠があることには違いはありませんが、実は女性のほうがより男性よりも睡眠をとるべきといわれています。具体的にいうと、英国の研究によると「平均に女性のほうが20分長く寝る必要がある」とのことです。それは何故かというと、それは男女の脳の使い方の違いによるもので、女性のほうが何かを考えるときよりも男性よりも脳のなかでより多くの箇所が活動するためだとか。

さらに、女性が睡眠不足に陥りがちなのは出産直後ですが、英国の製薬会社の調査によると、それは睡眠時に女性の脳が反応するトップの項目だったのにも関わらず、男性は10位にも入りませんでした。どうりで男性はあの赤ちゃんの泣き声にも起きないわけです。

また、同じベッドに寝た場合、体重が軽い人のほうがより動くことによって、目覚めやすいとのことです。

安全?危険?休息サプリの安全性

休息サプリの1つのメリットは睡眠薬とは異なり、副作用や習慣性がないという点です。

しかし、それは本当なのでしょうか?

休息サプリによく配合されている成分にギャバ、メラトニン、カモミールやレモンバームといったハーブタイプ、トリプトファンなどがあります。

これらは自然な睡眠を促す成分ではありますが、トリプトファンに関しては注意が必要で、過剰摂取は厳禁であり、肝硬変を引き起こした例もあるようです。ただし、1日1グラムほどの摂取なら問題ありませんので、きちんと成分ごとに配合量を表示しているものを選び、問題のない範囲のサプリメントを選ぶようにしましょう。

サプリメントはこのようにときには過剰摂取の危険性もありますので、自分で必ず成分ごとの配合量確認は欠かせないのです。

※休息:体をリフレッシュすることです

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