良い睡眠は健康な心身を保つために必要

睡眠で体だけではなく心も整えよう

人間の睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があります。この2種類の睡眠が交互に訪れるのですが、「レム睡眠」は脳が目覚めているときと同じような状態にあり、「ノンレム睡眠」では脳も休息している状態にあります。

脳も休息している「ノンレム睡眠」の状態のときに、脳は「成長ホルモン」を分泌するよう体に指令を出します。

成長しきった大人にとってもこの成長ホルモンは大切な働きをします。その働きとは、起きて活動している間に傷ついた全身細胞を修復し、疲労を回復させ、新陳代謝を促し肌を再生させ、骨を丈夫にするなどといったことです。「寝不足がお肌に悪い」というこことは、この成長ホルモンが十分に分泌されずに肌が十分に再生されないために肌荒れなどの肌トラブルが起こることが原因であると考えられます。また、この成長ホルモンが十分に分泌されていないと、免疫機能が低下し病気になりやすくなると考えられています。

「レム睡眠」の場合には脳は起きた状態になっているのですが、この時に脳は、起きている間に体験したことや学習したことなどを脳に定着させたり、整理したりといった作業を行っています。

また、睡眠中には脳自体の疲労を回復したり、傷んだ部分の修復を行ったりしていることが分かり始めています。

このように、睡眠は体の修復と疲労回復だけではなく、脳の回復や脳のレム睡眠中の独自の働きにより、起きた時に脳がスムーズに動き出すように整えるためにも非常に重要な働きをしています。

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