睡眠時間は何時間が理想的?

理想的な睡眠時間には個人差がある

日本人の平均的な睡眠時間は約7時間程度といわれていますが、最適な睡眠時間については個人差があり、まれにではありますが3時間程度の睡眠でも十分に日中活動する方もいらっしゃいます。逆に10時間以上眠らないと寝不足になってしまう方もいらっしゃるため、最適な睡眠時間というものは一概に何時間程度であるということはできないのです。

また健康な方であっても、年齢を重ねるにつれて睡眠中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒や、早い時間に目が覚めてしまい二度寝することができない早朝覚醒が出てしまい睡眠時間が足りなくなってしまう方が多くなってきます。現に年齢を重ねた方の中には、「若いころに睡眠で悩んだことはなかったのに」と思われる方も多いはずです。

不眠症が問題となるのは、不眠という症状そのものとともに日中の活動に支障をきたすような心身の不調が現れてしまうことが問題となります。眠りが浅く、そのような状態が続いていたとしても、日中の活動に支障をきたすことが無ければ不眠症という診断は下りません。そのため、睡眠時間の長短や眠りの浅さ・深さのみでは、不眠症であるかどうかということはわからないのです。

前述したように最適な睡眠時間は人により異なり、また年齢によっても変化していくため、日中に調子よく過ごすために十分な睡眠時間はどの程度であるかを自分で把握しておくことが大切になります。最適な睡眠時間が把握できたら、その時間を確保し、規則正しい生活を行いましょう。

TOPへ戻る