睡眠恐怖ってどんなもの?

「今夜も眠れないかもしれない」という不安にさいなまれること

寝つきが悪かったり、眠りが浅かったりして質の良い睡眠をとることができない日が続くと、「今日も眠れないのではないか」という不安に襲われると同時に、「今夜こそはしっかり眠らなくては」という焦りが広がり、より眠れなくなってしまうことを、睡眠恐怖といいます。

これは不眠に悩む多くの方が共通して経験することで、この睡眠恐怖に襲われることによりさらに眠れなくなってしまうという悪循環を生み出してしまいます。

もともとは一時的な不眠であったのに、徐々に不眠が慢性化してしまう理由のひとつも、この睡眠恐怖です。不眠症が長く続いてしまうと、「眠らなくてはいけない」という強い焦りからベッドや布団に近づくと緊張感に苛まれるようになってしまい、夜を迎えるのが憂鬱になってしまいます。このようなときには考えを変えて、「眠くなるまで起きていよう」と割り切ってしまえば、気分が軽くなります。

睡眠恐怖に襲われながら寝具の中で横になっていても、「まだ眠れない」と焦る気持ちに苛まれ、さらに不眠症が悪化してしまう恐れもあります。

この睡眠恐怖を和らげるためには、横になる時間帯を決めてその間は眠れなくても体だけでも休めるようにしましょう。そして日中は前夜の睡眠の質の良し悪しに関わらず、なるべく普段通りに生活をすることが大切です。眠ることができなかったために物事に集中できない場合には、休憩時間を設け10分から15程度の短時間の昼寝を行うことをおすすめします。

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